共通ドキュメントライセンス (Common Documentation License)

バージョン1.0 - 2001年2月16日
Copyright (C) 2001 Apple Computer, Inc.

このライセンスを改変せずに複製・配布することは許可されますが、いかなる方法であっても変更や追加を行うことは許可されません。

このマテリアルをダウンロードまたは使用する前に、このライセンスを注意深く読んでください。このマテリアルをダウンロードまたは使用することをもって、このライセンスの条項に制約されることに同意したものとします。このライセンスの条項に同意しないまたは同意できない場合は、このマテリアルをダウンロードまたは使用しないでください。

0. 序文。共通ドキュメントライセンス(CDL)は、著作者のクレジットと意向を維持しつつ比較的制約のない利用とドキュメントの再配布を許可する非常に単純で一貫性のあるライセンスを提供します。単純さを維持するため、著作者のクレジットを表記すべき方法(たとえばフォントサイズ)または場所(たとえばタイトルページなど)を、このライセンスでは詳細に指定しません。一貫性を保つため、CDLへの変更は許可されず、CDLドキュメントのすべての派生物はCDLに基づかなければなりません。これらの制約の組み合わせにより、第三者は簡単かつ安全にCDLドキュメントを再利用することができ、著作物が広く配布されることを望む著作者にとってCDLは理想的なものとなります。しかしこれは、著作物の使用方法や表現方法をその著作者が厳密に制限することをCDLが許可しないことを意味し、きめ細かい管理を望む著作者にとっては適切ではありません。

1. 一般、定義。このライセンスは、著作物がこの共通ドキュメントライセンスバージョン1.0(または以降のバージョン)(「ライセンス」)の条項に従うことを著作権所有者が言明した表示が含まれているあらゆるドキュメント、マニュアル、またはその他の著作物に適用されます。このライセンスで使用する用語の意味は次のとおりです。

1.1 「著作権所有者」とは、ドキュメントの原著作者またはドキュメントにおける著作権の所有者のことです。

1.2 「ドキュメント」とは、このライセンスの条項に従うものとされているドキュメント、マニュアル、またはその他の著作物のことです。

1.3 「派生的著作物」とは、改訂、改変、翻訳、要約、簡約、増補など既存のドキュメントに基づいた著作物、または既存のドキュメントを改作、変換、翻案するなどしたその他の形態のことです。

1.4 「あなた」または「あなたの」は、このライセンスに基づいて権利を行使する個人または法人を指します。

2. 基本ライセンス。このライセンスのすべての条項と条件に従い、ドキュメントまたはその派生的著作物を、物理的または電子的なメディアにより、商用または非商用の目的で、次の条件に適合する限りにおいて、使用、複製、改変、公開、配布、出版することができます。(a)ドキュメント内のすべての著作権表示が維持されている。(b)このライセンスの複製、または「別掲A」に示すような適切な形式による参照先の引用が、すべての複製において、ドキュメントの受領者が当然目にする目立つ場所に含まれている。(c)このライセンスの条項または条件に別の条項または条件を何も付け加えていない。

3. 派生的著作物。すべての派生的著作物はこのライセンスの条項に従います。このライセンスとまったく同一の条項に基づいて派生的著作物をリリースする限りにおいて(つまり、その派生的著作物にはこのライセンスの条項に基づいた「ドキュメント」としてのライセンスが適用されます)、ドキュメントの派生的著作物を上記の第2条の条件に基づいて複製または配布できます。これに加え、ドキュメントの派生的著作物は次の要件を満たしていなければなりません。

(a)オリジナルのドキュメント内の著作権とライセンスの表示がすべてそのまま残されていなければならない。
(b)派生的著作物の適切な著作権表示をその他の著作権表示のすぐ近くに追加しなければならない。
(c)派生的著作物がオリジナルのドキュメントとどう違っているのかを手短に記述し、その著作権表示と同じ場所に含めなければならない。
(d)派生的著作物がこのライセンスの条項に従っていることが派生的著作物の受領者にとって十分に明白でない場合は、その事実を示す記述を著作権表示と同じ場所に含めなければならない。

4. 個別の著作物のコンピレーション。ドキュメントまたはその派生的著作物と、他の個別の独立したドキュメントまたは著作物を収集または結合し、編集著作物(「コンピレーション」)を作成することができます。ドキュメントまたはその派生的著作物がコンピレーションに含まれている場合も、このライセンスの条項に基づいて提供されなければならず、コンピレーションには(a)ドキュメントや派生的著作物が含まれていることおよびこのライセンスの条項に従っている事実を示す表示、および(b)ライセンスの複製または「別掲A」に示すような適切な形式による参照先の引用が含まれていなければなりません。ドキュメントや派生的著作物と他のドキュメントを同一の保存メディアまたは配布メディア(CD-ROMなど)に単に収集しただけの場合は、このライセンスはそれらの他の著作物には適用されません。

5. 無保証。ドキュメントはいかなる保証を伴わず現状のまま提供され、著作権所有者はドキュメントに関する明示的、暗黙的、あるいは法定のすべての保証および条件を明示的に拒否します。これには市場性、満足できる品質、特定目的への適合性、正確性、平穏の享受、および第三者の権利の侵害に関する暗黙的な保証および条件が含まれますがそれだけに限りません。

6. 責務の限定。いかなる場合においても、このライセンスあるいはドキュメントまたはその一部の使用、再生産、改変、配布および出版に起因または関連する偶発的、特殊、非直接的、または間接的な損害に対して、契約、保証、不正行為(怠慢を含む)、厳格責任の法理に基づいているかどうかを問わず、あるいは、著作権所有者がそうした損害の可能性を知らされていた場合でも、改善措置の本来の目的が達成されないとしても、責務を負いません。

7. 商標。このライセンスは、著作権所有者のいかなる名称、商標、サービスマークまたはロゴ(「マーク」と総称する)を使用する権利を認めません。また、そうしたマークは、著作権所有者の事前の書面による許可がない限り、ドキュメントから派生した著作物または製品を支持または推奨するために使用することはできません。

8. ライセンスのバージョン。Apple Computer, Inc.(「Apple」)はこのライセンスの改訂および新しいバージョンを随時公開する場合があります。それぞれのバージョンには区別のためのバージョン番号が付与されます。ドキュメントがこのライセンスの特定のバージョンに基づいて公開されると、そのバージョンの条項に基づいてドキュメントを継続して使用できます。Appleが公開するこのライセンスの以降の任意のバージョンの条項に基づいて、そうしたドキュメントを使用することも選択できます。このライセンスに基づいて作成されたドキュメントに適用可能な条項を変更する権利はAppleだけが保有します。

9. 停止。このライセンスおよびそれによって付与される権利は、その条項に従わなかった場合に自動的に停止します。ライセンスが停止された場合は、ドキュメントおよび派生的著作物の再生産、改変、公開、配布、および出版はすべて直ちに中止しなければなりません。ただし、ライセンスの停止に先立って適切に許可されているドキュメントおよび派生的著作物のすべてのサブライセンスは、このライセンスの停止後も有効であるものとします。このライセンスの停止後もその性質上継続して有効であるべき条項(第5、6、7、9および10条が含まれますがそれらに限りません)は効力が継続します。

10. 権利の放棄、分離、準拠法。著作権所有者がこのライセンスのいずれかの条項を施行できないことは、その条項または他の条項の将来的な施行の権利の放棄とは見なされません。何らかの理由で、このライセンスのいずれかの条項またはその一部が施行不能であると所轄の裁判所が認めた場合、ライセンスのその条項は当事者の経済的利益や意図が達成できるように許される限り最大限の範囲で施行され、このライセンスのその他の部分は継続して完全な効力と効果を持ちます。このライセンスはアメリカ合衆国およびカリフォルニア州の法律により管轄されるものとしますが、法律の抵触に関するカリフォルニア法の条文は除外されます。

別掲A

このライセンスを参照により引用する適切な形式は次のとおりです。

「Copyright (c) [年] by [著作権所有者の名前]。このマテリアルは、共通ドキュメントライセンス v.1.0の条項に基づいてリリースされており、その条項に従います。条項は参照によりここに引用します。ライセンスのコピーをhttp: //www.opensource.apple.com/cdl/から入手し、このマテリアルを使用する前に読んでください。このマテリアルを使用することにより、ライセンスの条項への同意を示したものとします。」